「旦那デスノート」という掲示板をご存知でしょうか。そこには「死神様、早く旦那をあの世に送ってください!誰にも迷惑をかけずに・・」といった、妻からのかなりエグイ文章が綴られています。
暴力、暴言、浮気、事業失敗、フキハラ(不機嫌な態度で威圧すること)。妻が熱で寝込んでいても、夫が帰宅して最初の言葉が「メシは?」。そこに書き込まれているのは、旦那としてではなく人間として難がある、思いやりのかけらもない人々の姿です。

憂さ晴らしで投稿している面もあるのでしょうが、本当にDEATHして欲しいという思い、憎しみが伝わってきます。
このノートを読むと「あぁ、独り身で良かったなぁ。この苦しみを背負わなくて」としみじみ思うのです。
日本の結婚は男女で幸福度が違う
実は、日本では結婚することで男女の幸福度に大きな差が生まれます。
男性の場合:
- ご飯を作ってもらえる
- 掃除と洗濯もしてもらえる
- 共働きなら収入も増える
女性の場合:
- 家事負担が増える
- 自由に使えるお金が減る (男女共通)
- 自由に使える時間が減る (男女共通)
- 子どもの数が多い既婚女性ほど、生活満足度が下がる(産み育てる肉体的精神的な負担が、男性よりも女性にかかる)
統計データを見ると、この差は歴然としています(図表2参照)。日本人女性は既婚より未婚の方が幸福度が高いのです。さらに、結婚生活が長くなるほど、夫婦関係の満足度は低下していきます(図表3参照)。結婚1年目は81%が満足していたのに、20年目には36%まで下がっているのです。
幸福度は 幸せな結婚 > 良好な結婚&未婚女性> 離婚 > 不幸な結婚 という具合です。
幸せな結婚、つまり価値観やライフスタイルが合う、思いやりと愛がある者同士は幸福度が高い。
悲惨なのは男性の未婚者が年代が上がるにつれ不幸度も比例して上がる点です。一度でも結婚していたとか死別したケースは含みません。



夫源病という現代病
結婚生活が長い妻の中には「夫源病」や「主人在宅ストレス症候群」に悩まされる人もいます。夫が家にいる、帰ってくると妻のメンタルヘルスや体調が悪化する。夫の休日が妻の体調不良の日になってしまうのです。
お互いに嫌いな人とひとつ屋根の下で暮らすなんてゾッとします。そして、家事のできない、家庭人としての生活力のない人は、ただの重荷でしかありません。
結婚はハイリスクハイリターンなギャンブル
幸せな結婚は寿命を伸ばしますが、不満を持った結婚や離婚は寿命を縮めます。
- 順風満帆な結婚をしている男性は寿命が7年伸びる
- 結婚生活が破綻していると健康状態が悪くなり、寿命が4年短くなる
- 離婚者や死別者は、がんや心臓病など重篤な病気になる可能性が20%高くなる
問題は、3組に1組の夫婦が結婚生活に不満を持っているということ。つまり、結婚すると:
- 3分の2の確率で未婚の時よりも健康になる
- 3分の1の確率で未婚の場合よりも健康状態が悪化する
これは明らかにハイリスクハイリターンな一種のギャンブルです。一生独身としてローリスク・ローリターンな人生を送る方が良いと考える人が出てくるのは、まあ当然といえば当然のことでしょう。
夫婦が添い遂げるとなると将来的にどちらかが介護状態になったときに老々介護になるでしょう。
逆に未婚の一人暮らしは孤独死の可能性は高まります。結婚していたとしても家庭内離婚状態では、もしものときに協力は得られないかもしれません。
離婚は刑務所に入るより過酷
人生で経験する中で最もストレスが大きい出来事について分析した研究では、離婚はなんと第2位。刑務所に入るよりも多大なストレスであるということが分かっています。
日本の離婚率はすでに35%と全体の3分の1を超えており、3組に1組以上の夫婦が離婚をしているのが現実です。さらに離婚したくてもできない夫婦や、別居などで実質的に結婚生活が破綻している夫婦も含めれば、夫婦全体の半数以上が離婚または潜在的な離婚状態にあると言えます。
しかも、健康上の悪影響は再婚しても持続するということが知られています。
男性は結婚したほうが長生きするようですが、女性は逆で、結婚すると早死の傾向、別れたり結婚しないほうが長生きするようです。
しかし、私は未婚でも90歳以上とかヨレヨレ状態で長生きはしたくないです。
夫婦関係は経年劣化する
結婚直後は恋愛気分があっても、3年~5年が過ぎると冷めていきます。結婚は相手に幸せにしてもらうためでも、相手を幸せにするためだけにするものでもありません。食事、金銭感覚、生活習慣、子供に対する考え方など、幅広い範囲がマネジメントの対象となります。
結婚のメリットというのは、あくまでも幸せな結婚の場合に限るということを私たちは忘れてはいけません。人生がめちゃくちゃにされる可能性、金と時間の全ての自由が奪われる可能性を考えると、独身でいることの価値が見えてきます。
お互いの性別が逆になっても好きでいられるか。その問いに自信を持って答えられないなら、独身でよかったとしみじみ思える日が来るかもしれません。