「日本人は勤勉で真面目」って、ずっと言われてきましたよね。でも、それって本当に日本人の本質なんでしょうか? 江戸時代の人たちを見てみると、意外にもまったく逆です。大工さんも商人も、もっと自由に、のびのびと働いていました。 たとえば大工。雨が降ったら「今日は休み」。夏は「暑いから今日はやめよう」、冬は「寒いし無理」。そんな調子でも、ちゃんと生きていけた。 怠け者? いやいや、むしろ“自分の生活を自分で決める”という、いまの時代が失ってしまった大事な感覚を持っていたんです。 江戸の商人は“個人事業主”の達人だ ...