東京の人口密度

日本の国土の面積は約380,000km²
そのうちの8割が山地や丘陵で、平野は2割しかありません。
人口は約1億2,700万人で、人口密度は327人/ km²
国土の2割しかない平野部に人口の9割が住んでいます。
平野部における人口密度は1,504人/km²
1キロメートル四方に1,504人が住んでいいます。これは全国平均。
東京23区なんてもっとすごい! 2万人/ km²
たった1キロメートル四方に2万人前後が押し込められています。
(あきる野市など郊外は1000人/ km² 程度と余裕が出てきます)
土地の奪い合いです。平面的に住む余裕がなく垂直方向に高層ビルで縦に伸ばすしかない。
混雑ぶりが半端ない。林立したタワーマンションを遠くから眺めたらまるでお墓・・
田舎の廃墟問題

私が住んでいる地方の市は人口が2万5000人ほどで減少傾向です。
人口密度は 91人/km²。
たまに散歩に出かけます。それで調子に乗って探検していると私有地と公道が曖昧でつい民家の庭に入ってるなんてことも・・気を付けます。
丘陵地にも家が建っています。相続後の空き家なんでしょうか。裏山の木や雑草が家屋の中へ浸食し腐朽しています。
解体すると固定資産税の減税措置が受けられず、放置されるのです。
地方の空き家問題とはこういうことか・・。
都会は地方に寄生して成り立っている
都会の暮らしを成り立たせているのは、実際には地方から供給される食料・水・エネルギーです。
米や野菜、肉や魚といった食料は地方で生産され、都市に運ばれてくる。
電気も水も多くは地方に設けられたダムや発電所に依存している。
さらに地方の森が水源を守り、海が漁場を支えている。

私も一年前までは寄生側に立っていました。
スーパーで手に入れる米や生鮮食品はほぼ100%○○県産です。大災害で流通が止まれば、瞬く間に棚が空っぽになる。
大都市の便利さの裏には「災害に対する極端な脆弱性」があります。
2024年~2025年の米不足のときも米価は上がっていたものの店の棚からお米が全くなくなることはなかった。
野菜や魚介類も地産地消なので流通に頼らなくても賄うことができます。
地方に移住して目の当たりにしたことです。
都会で消耗している人、会社に依存しなくても生きられる人はお気に入りの地方の町へ移住を検討してみてはいかがでしょうか。